石川県にて制作されているマイケル・ケリーさんによる作品です。
物語を感じさせる白サギ柄の平皿。
個人的に、おにぎりetc.を乗せたくてしょうがないプレートです。(卵焼きの黄色や明太子などが映えそう笑。)
重ねても美しい、さりげなく存在感あふれる器。
マイケルさんの安南手シリーズ。
うっすらと透ける素地に滲むような染め付けの絵柄が美しい、優雅でアーティスティックな作品です。
素地には九谷焼の磁器土を使用しており、絵付けには染め付けの一種である '安南手' をもとにした象嵌技法を施し、輪郭線を浮かび上がらせています。
釉薬も独自に調合しており、硬質になりがちな磁器がやわらかな雰囲気に。
まさにマイケルさんにしか生み出せない唯一無二の美しさは、国や時代を超越した折衷感が魅力です。
安南手:ベトナムの安南地域で作られた焼きもの。
描いた模様が透明釉によって滲んで流れ出る作用がある。
サイズ:W約19.5cm×D約13.5cm×H約1.3cm